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日刊ゲンダイ年金関連


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■ また経歴詐称が発覚 小泉首相サラリーマン兼業疑惑認める
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▼ 古賀潤一郎より悪質だ 大学入学時期もウソ…何を信じたらいいのか ▼

 ようやく小泉首相が、「厚生年金疑惑」について釈明した。首相の訪朝報告と質疑
があったきのう(26日)の参院本会議。1970年4月から約4年半、初当選後も
“会社員”として厚生年金に加入していた不自然な過去を追及されたのだ。
 民主党の広野ただし議員が「勤務実態がないのに月給を支給され、厚生年金保険料
を支払っていたのではないか」と指摘。首相は「訪朝とは関係がない」と憮然としな
がら、「勤務実態がなかったということはない」と苦しい言い逃れに終始した。
 その言い分がふるっている。小泉自身が「サラリーマン経験がない」と国会答弁ま
でしていたこととの整合性を問われると、「サラリーマンと聞いて国民が思い浮かべ
る、いわゆる会社員ではなかった」とゴマカした。当時の首相が月給20万円をもら
い、厚生年金に加入していたのは動かぬ事実。だったら何をして、給料を手にしたの
か。
 首相が国会議員初当選後も“サラリーマン”を兼業していたのは横浜市にある「三
福不動産」。当時を知る2代目社長は、こう証言していた。
「72年12月の初当選後は何一つ仕事をしていませんでした。駆け出し議員を支援
するために給料を支払っていた」
 勤務実態がない社員と雇用契約を結び、被保険者として届け出るのは違法行為。虚
偽の厚生年金履歴に基づき、年金の支給を受ければ刑法の詐欺罪の適用もあり得る。

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■ 小泉「年金のウソ」がボロボロ
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 小泉首相の「年金未納」問題の釈明はウソばかりだ。きのう(18日)は、受験浪
人中で未加入とした62年1~3月の3カ月間は、すでに大学生だったことを小泉自
ら明らかにした。ことほどさようにズサンな釈明だが、隠し事はまだある。何一つ説
明していない不自然な厚生年金の加入歴についてだ。

▼ 国会でもバレ新たな疑惑も浮上した ▼

「私にはサラリーマンや中小企業の経験はありません」――小泉首相は昨年9月の国
会答弁でそう言い切っているし、経歴にも“会社勤務”は見当たらない。なのに、サ
ラリーマンが入る厚生年金の加入歴があるから不自然だ。
 小泉は70年4月、横浜市にある「三福不動産株式会社」の厚生年金に加入し、7
4年11月まで納付していた。期間は4年8カ月。前半の2年は落選中で、72年1
2月の初当選から2年近くは、議員をしながら会社員として厚生年金に加入していた
ことになる。
 小泉は本当に勤務していたのか。三福不動産は61年創業で、今もJR横浜駅から
徒歩10分ほどの場所にあった。かつては手広く不動産業を手がけていたが、現在は
従業員3人で自社ビルの管理を行っている。

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─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 小沢一郎も年金未納発覚の大騒動
■ 衝撃的な政界大激震の連動を専門筋が予測
■ これから一体どうするのかどうなるのか
■ 小泉訪朝も吹っ飛んだこれからの事態
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最後の切り札・小沢一郎が消えて民主党も参院選も
終わったと言われるシラケたこの国の惨状
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「小沢一郎よ、お前もか」ではないか。年金未納が発覚した菅直人代表に代わって民
主党の新代表に就任するはずだった小沢にも年金未納が発覚した。小沢は急きょ、代
表への立候補を取りやめたが、国民の間ではやり切れないような絶望感が漂っている。
 小泉首相、神崎公明党代表、冬柴公明党幹事長、その他に閣僚6人、厚生労働副大
臣2人、衆院厚生労働委員長、とまあ、底無し沼の与党の未納ハレンチ議員。いずれ
も年金法案が衆院通過するまでシャーシャーとウソをつき、シラを切り通してきたの
だから、許し難い連中だ。
 国民が小沢の豪腕に期待したのは、そんな小泉ペテン内閣のウソを暴き、真正面か
ら政治責任を迫り、デタラメ年金改悪法案を葬り去ることだったのに、土俵に上がる
前にズッコケてしまった。
 さすがにきのう(17日)の小沢は「心からお詫び申し上げる」としおらしかった
が、謝って済む話ではない。混迷・民主党の新代表はグルッと回って、年金法案で3
党合意した執行部の責任者・岡田幹事長になる。小泉・与党にしてみれば、小沢が自
滅して、くみしやすい岡田新代表なら「大歓迎」ではないか。この国の今後の政治の
行方には心底、背筋が寒くなってくる。
 政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「小泉首相を追い詰める最後の切り札だった小沢氏も“同罪”だったことで国民の間
には、想像を絶する政治不信が広がってしまった。おそらく、参院選で民主党は勝て
ません。
 だったら与党が勝つのか。ウソツキでケジメをつけようとしない自民党も有権者か
ら見捨てられている。組織票の公明党だって、未納代表が居座ったままでは苦戦する。
結局、恐ろしいほどの低投票率で、組織票を持つ自公が辛うじて勝つという絶望的な
政治状況になると思う。ウソツキ政治家が居座り、国民はあきらめ、日本の政治はど
んどん腐っていくのです」
 小沢がコケたことで年金問題はウヤムヤ、民主党も民主主義もオシマイという最悪
展開になりつつある。

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小沢一郎は党首辞退で小泉と刺し違えると言っているが、
恥知らずの小泉も神崎も決して辞めようとしないバカバカしさ
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 小沢一郎は代表就任を辞退することで、小泉首相を“道連れ”にするつもりだ。記
者会見前に菅直人や岡田幹事長に電話で「小泉首相と刺し違える」と捨て身の覚悟を
告げている。
 会見では「小泉首相と同じく加入が義務化される以前の80年4月から86年3月
までの6年間、未加入だったことが分かった」と、わざわざ「首相と同様」という点
を強調。そのうえで「年金不信は頂点に達しており『政治責任がまったくない』とい
うわけにはいかない」と「政治責任はない」と言い切る小泉首相に辞任を迫っている。



─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 年金未納問題でも「朝日」と「読売」の社説が対立
■ 問題を制度の複雑さにすり替えている未納議員たちの厚顔と大マスコミの
■ 追及の甘さに乗じて居直っている小泉首相とその閣僚たちの不逞不遜
■ 全部ご破算以外にまともな解決策なし
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「年金法案に待った」をかけた朝日と
「冷静さを欠いたヒステリックな批判」と書いた読売。
いずれにしても、こんなデタラメ政治がいつまでも続いていていいのか
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 国民を心底、あきれさせた小泉首相の年金未納問題――。国民に対し、平然とウソ
をつき、しかも、ウソがバレても詭弁を弄して居直る姿は見苦しいの一言だが、この
期に及んでというか、大マスコミは希代のペテン首相をかばっている。
 読売新聞は社説(16日)で「加入義務のなかった時期に未加入だったからと言っ
て何の問題があるのか」と書き、「冷静さを欠いた、ヒステリックな批判は本質を見
失わせるだけだ」とかばっていた。テレビも「年金未納報道は魔女狩り」と言い放っ
ている安倍晋三幹事長を呼んで「(首相が予備校時代に未加入だったというが)その
頃払っていた予備校生がどれだけいるのか」なんて、しゃべらせていた。
 どうかしているんじゃないか。国民があきれて「許せない」と怒っているのは「昔
の未払い」のことではない。年金改悪法案の審議中、何度も「きちんと払っているか?」
と聞かれ、シャーシャーと「払っています」と答えた「大ウソ」が問題なのである。

▼ 首相の未払いに頭を抱える社会保険庁 ▼

 読売とは対照的に朝日新聞はコラムニストの早野透氏が政治家が未納について口を
ぬぐっていたことを取り上げ、「いかさま賭博みたいな卑怯なゲーム」と書き、社説
では「他人事のような首相の対応にはあきれるばかり」と痛烈批判していたが、本当
だ。「昔のこと」に問題をすり替え、批判を封じ込めようという姑息な官邸、与党。
それに乗っかり“協力”している御用マスコミには、今さらながら腹が立つ。
「年金問題の本質は、国民が制度も政治家も信頼していないことなのです。だから未
払いが横行し、制度そのものが崩壊の危機に瀕している。今度の法案は、そうした不
安を払拭するためのものなのに、法案提出した首相や閣僚の未納が発覚し、ウンザリ
するようなウソやゴマカシも判明した。これではますます未払いが横行しかねません
よ。社会保険庁の役人が取り立てに行っても『首相だってウソをついてたじゃないか』
と言われたら、返す言葉がないでしょう。それなのに『政治責任はない』と言う小泉
首相はどうかしています。政治家がケジメをつけないと、信頼の上に成り立っている
年金制度はもう持たないと思います」(福祉総研代表・竹本善次氏)
 国民に大ウソをついて、政治不信、年金不信を助長させた小泉首相は、これだけで
万死に値する。即刻、辞任が当然なのである。

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未納を隠し続けた議員が逃げ切りのおかしさ
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 それなのに、大マスコミがこんな調子で大甘だから、未納が発覚した閣僚や議員は
「あーだ、こーだ」とヘリクツを並べて居直っている。与野党で未納議員は100人
を超えるのに、“ケジメ”をつけたのは福田前官房長官と、民主党の菅直人代表ら1
0人にも満たないのだから、許し難い構図だ。




─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 年金未納6年11カ月発覚
■ 何やらウサン臭い男だったがついに詐欺師の正体暴露
■ こんなイカサマ男をこのまま首相にしておいていいのか?
■ 国会解散・総選挙で出直すのは当たり前
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小泉首相大ウソつきの果ての断末魔総辞職が当たり前
ウソがバレても薄ら笑いを浮かべて居直る
ハレンチ首相をこれ以上のさばらせたら絶対ダメだ
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▼ 「払っています」が一転、「覚えてないよ」でシラを切る ▼

 小泉首相の年金未納がきのう(14日)、明らかになったが、記者会見での言い草、
態度には、さしもの国民もあきれたんじゃないか。
「40年も前のことですよ。問題にするほうがおかしい」「学生時代のことまで覚え
てないよ。よく調べた人がいるもんだな」
 こう言うと、希代の大ウソツキ首相は薄ら笑いを浮かべたのである。もう絶句のず
うずうしさ、厚顔、ハレンチではないか。
 これまで小泉首相は「(未納期間は)ありません」と言い切り、「衆院議員当選前
も含めて未納はないか」とあらためて聞かれても「ありません」と自信マンマンに答
えてきた。福田官房長官が辞任したときも、公明党の神崎代表や民主党の菅直人前代
表の未納が発覚したときも、「意図的じゃないんでしょ」などと言い、他人事のよう
にトボけてきた。
 ところが、未納期間は6年11カ月間にも及び、福田官房長官や神崎代表よりもは
るかに悪質だったのだ。
「しかも、この期に及んで、国民に謝罪の一言もない。きのうの会見では『国民年金
が強制加入になった86年4月以降は払っている』として、『未納と未加入は違う』
『(政治責任は)まったくないです』と居直っていた。首相会見に先立ち、飯島勲秘
書官は記者にペーパーを配り、『未納』『未加入』の用語説明をして、責任逃れにシ
ャカリキでした」(官邸関係者)
 国民にシャーシャーとウソをついた道義的責任、首相の未納をひた隠しにして年金
改悪法案をゴリ押し衆院通過させた政治的責任が問われているのに、「未納と未加入
は違う」なんて屁理屈をよくもまあ、コネられるものだ。民主党はさっそく「許し難
いウソ、辞任に値する」(岡田克也幹事長)と辞職要求を突き付けていたが、当然で
ある。

▼ 妄言、虚言のオンパレードの小泉語録とデマカセ政治 ▼

 それにしてもあらためて、ゾッとするのが小泉首相の異常としかいいようのない神
経だ。周りの閣僚が批判の火ダルマになり、女房役の官房長官が辞任に追い込まれ、
野党の代表も辞めたのに、この間、シラを切り通してきた。政治は国民の信頼の上に
成り立っているのに、平然とウソをつき、悪びれもしない感覚はどうかしている。
「これぞ、ペテン首相の正体でしょう。これまでも小泉首相の発言は、妄言、虚言の
オンパレードだった。『自民党をぶっ壊す』もウソ、『イラクに大量破壊兵器がある』
もウソ、『5年間で530万人の雇用』もウソ。しかも、追及されると『公約違反は
大したことではない』と居直ってしまう。もともと虚偽答弁なんて屁とも思っていな
いんです。こんな首相だから年金未納問題も政治圧力で社会保険庁のコンピューター
アクセスを制限して、どうせバレないとタカをくくっていたフシがある。だから“払
っています”と大ウソをついてきたんです。ところが、週明けの週刊ポストがスッパ
抜くことになって、慌てて未納を認め、屁理屈をコネクリ回したのです」(政治ジャー
ナリスト)
 平気でウソをつくだけでなく、ウソがバレれば、質問をまぜっ返してゴマカし、逆
ギレするのが小泉首相の常套手段だ。きのうも「国民が納得すると思うのか」と突っ
込まれると、「複雑な制度と思っているでしょうね~」と制度問題にスリ替え、あげ
くは「個人情報が本人の承諾なく週刊誌に載るのはどうか」などとメディアにイチャ
モンをつけていた。言語道断のハレンチ首相と言うしかない。

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■ 衛藤晟一 衆院厚生労働委員長も12年間未納のデタラメ
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▼ ゴリ押し採決の張本人 ▼

 デタラメ年金法案にかかわった政治家連中は、み~んな未納・未加入問題を抱えて
いた。
 年金の主管官庁である厚生労働省の森英介、谷畑孝の両副大臣(いずれも自民党)
の未納が発覚したと思ったら、今度は自民党の衛藤晟一厚生労働委員長が初当選の9
0年2月以来、まったく払っていなかったことが発覚したのだ。最近になって追納可
能な2年分を納めたというが、それでも未納期間は11年11カ月にも及ぶ。こんな
ヤツがエラソーに法案の審議を仕切っていたのかと思うと余計にハラが立つ。
「衛藤委員長は、年金法案を与党で単独採決した張本人です。採決当日の委員会では、
約束していた閣僚の年金納付状況公表を政府がホゴにしようとして大混乱。野党の委
員は『話が違う』と質問を拒否したが、衛藤委員長は『質疑を続けてください』と5
0回以上も繰り返した。これで野党は退席。自公小泉政権は、まんまと強行採決にこ
ぎつけたのです」(政界関係者)
 衛藤は未納3兄弟が発覚した直後、読売新聞の調査に「未納は当然ない」と答えて
いた。デタラメ法案をゴリ押しするだけでなく、ウソまでついていたのだから重罪だ。


そんな紆余曲折の中で火中のクリを拾おうとしている小沢一郎。それとは対照的な
のが公明党の神崎代表だ。年金改革の旗振り役を務めながら党三役がそろって未払い
という醜態をさらしたにもかかわらず、完全に開き直りだ。この2人にはどんな事情
があり、一寸先は闇の政界でどうなっていくのか。


▼ 「マスコミの年金未納追及は亡国の兆し」 ▼

 毎日新聞の読者は、きのう(13日)の投書欄「みんなの広場」を読んで目を疑っ
たのではないか。
 なんと自民党の国会議員が、一読者として投書し「未納問題で大騒ぎ、良識回復を」
とのタイトルで身勝手な持論を展開しているのである。投書したのは愛媛3区選出で
当選4回の小野晋也衆院議員(49)。投書は次のような内容だ。
〈マスコミ各社から次々と電話がかかってきた。すべて「国民年金を払っているかど
うか」というものであった〉〈「今は払っているが、さかのぼっては調べていないの
で、過去のことは分からない」と答えると、「なぜ調べないのか」とくる〉〈興味本
位や党利党略で批判対象とすべきものではない〉〈本論でない問題で大騒ぎするマス
コミの姿を見ていて、これが亡国の兆しでないことを祈る〉
 要するに、国会議員の年金未納といった瑣末なことで大騒ぎするな、ということら
しい。
 だが、これは瑣末な問題ではないはずだ。年金保険料を支払うのは国民の義務だし、
自民党が全議員の「納付状況」の公表を拒んでいるから騒ぎが大きくなっている。

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─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 公明党神崎(代表)冬柴(幹事長)の居直りは許されない
■ 年金未納イカサマ処分記者会見でも暴露した宗教政党公明党の汚い正体
■ 彼らを引責辞任に追い込む徹底追及が絶対必要
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年金デタラメ改悪法案提出の張本人・公明党の親分たちの年金未納責任は
辞任した民主・菅や自民・福田よりはるかに重大
そして未納6大臣への追及も絶対必要、腐敗堕落の政界浄化は
小泉内閣総辞職からしか始まらない
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 きのう(12日)、神崎武法代表、冬柴鉄三幹事長、北側一雄政調会長ら国会議員
13人の年金未納が明らかになったハレンチ政党、公明党――。TVの前では「国民
ならびに支持者の皆さまに深くおわびします」(神崎代表)としおらしかったが、絶
句だったのが「処分」である。未納未加入が6カ月間だった神崎は「譴責」。8カ月
間だった冬柴も「譴責」、同じく8カ月間だった北側は「戒告」。
「常任役員会で『代表、幹事長は引き続き責任を持って職務に精励してほしい』と激
励された。年金改革の実現と未納問題の改善に全力を尽くすのも責任の取り方だ」
(神崎代表)とか言って、完全に居直ったのである。
 恐るべき厚顔、恥知らず、無神経ではないか。
 年金未納問題では福田官房長官が辞任し、民主党の菅直人代表も辞職に追い込まれ
た。この菅を口汚くののしっていた神崎や冬柴が、なんで子供だましみたいな“口頭
注意”で済むのか。
 まして、神崎は先月30日の記者会見で自らの納付状況について「完済したことを
社会保険庁に確認している」と大ウソをついていた。
 それが一転、「念には念を入れて照会したら未納が分かった」(12日)などと言
ってのける神経には心底、あきれる
 フツーの感覚ならば、代表辞任は当たり前、議員バッジだって外すべきだ。

◆ 自分はいい子ぶって散々野党を批判の神経 ◆

 神崎ら公明党幹部がどれだけ恥知らずかは、年金未納問題に対するこれまでのコメ
ント、対応を振り返れば一目瞭然だ。
 タレント江角マキコの国民年金未払いが発覚し、「国会議員はどーなんだ?」の声
が上がった当初、「未納者の公表は(議員)本人に任せる」(東順治国対委員長)と
知らんぷりを決め込んでいた。しかし、4月23日に中川経産相ら閣僚3人の未納が
表面化、国民の批判が高まると「わたしたちの党内でも現在調査を進めている。未納
者がいたら、きちんと処分する」(今月8日、神崎代表)と約束。先月30日は「所
属議員の納付状況は調査済み。各党が合意すれば公表する」と言って、自民党を慌て
させた。
 そのうえで、民主党の菅代表には「他人のことをとやかく言う前に自ら襟を正すこ
とが必要だ」(先月30日)と辞任を迫り、辞任表明後は「政党のトップとして国民
の信頼を損ねた以上、辞任はやむを得ない」(10日)とエラソーに語っていたので
ある。

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 もうブザマとしか言いようがない。菅直人代表の年金未加入が発覚して以来、民主
党内は連日の右往左往。「廃案に追い込む」と意気込んだ年金改革法案は自民、公明
と3党合意で手打ちして、きのう(11日)、あっさり衆院を通過してしまった。
 民主党は福田前官房長官に“引責辞任”で先を越された菅を代表から降ろすことも
できず、新代表に名乗りを上げて党を立て直そうという議員もいない。ポスト菅の有
力候補である岡田幹事長からして「本も読みたいし、家族サービスもしなければなら
ない」と、訳の分からない理由で立候補拒否。幹部からは「いっそ役員幹事会で話し
合い決着したらどうか」と自民党の“密室談合”と変わらないアイデアが出てきた。
予定通りに14日の両院議員総会で新代表が決まるかどうかは不明だ。

▼ 有権者を裏切るこのテイタラク ▼

 しかし、「寄り合い所帯政党の哀れな末路」と笑ってばかりはいられない。野党第
1党のテイタラクは国民に対する重大な裏切りである。
 昨年11月の衆院選で民主党が40議席伸ばし、比例区票で自民党を144万票し
のぐ2210万票を獲得したのはなぜか。有権者が真剣に政権交代を願っているから
にほかならない。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「本当なら未納議員続出の自民党政権を押せ押せで攻めまくり、7月の参院選で大敗
させられたはずです。それが、菅代表が居座っているうちに、立場がドンドン悪くな
った。政党として基盤が弱い民主党は、世論に敏感であるべきで、政権奪取には執念
が必要です。ところが、政権担当能力なんて言葉に酔い、“明日の内閣”なんて与党
ごっこで喜んでいるようでは、とても国民の期待にこたえられない。民主党の裏切り
は許されるものではありません。即刻、解党すべきです」



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同じ民主主義国を標榜しながら、
アメリカの大マスコミと余りに違う報道姿勢に怒りの声

アメリカのマスコミはブッシュ政権の中枢ラムズフェルド国防長官の
責任追及、辞任を要求するキャンペーンを張っているが、
日本では年金未納6閣僚の責任追及、辞任要求は
一切触れないという怪しさ情けなさ
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 大新聞・TVは、菅直人の「年金未納問題」一色だ。
 7日の福田官房長官の辞任以来、「菅代表 辞任不可避」「外堀埋められ孤立」と
洪水のように報じている。「後継、小沢氏推す声」とポスト菅の予測を競うハシャギ
ぶりだ。
 調子に乗ったテレビ局は、みのもんたのような男にまで「年金問題を議論する資格
があるのか」「辞めるか辞めないのか。お答えなさい!」と言わせるありさまである。
 しかし、こんな報道は年金問題の本質から目をそらさせるものだ。野党民主党の動
きばかりをタレ流しているが、その前にやるべきことがあるのじゃないか。ノウノウ
と閣僚ポストに居座り続けている「未納6兄弟」の追及をなぜしないのか。これは疑
惑だ。政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「政府与党は大マスコミの報道にニンマリです。年金法案を提出した小泉内閣は、1
7閣僚のうち7閣僚が年金保険料未納だった。本来なら総辞職し、今回の年金法案は
廃案にして、仕切り直しが当然です。
 ところが、悪知恵にたけた小泉内閣は『内閣を代表して福田官房長官が辞任した』
と勝手な理屈で、6閣僚を留任させ、批判の矛先を菅代表に向けていった。大新聞・
TVはその思惑にマンマと乗せられた格好です。おかげで小泉内閣は、危機を回避。
小泉首相は『して、やったり』でしょう」
 結局、未納6閣僚の責任問題は吹っ飛び、全国会議員の納付状況の公開もウヤムヤ、
議員年金も温存……。大マスコミが菅辞任の動きに目を奪われているすきに、年金問
題の本質が議論されないまま「保険料アップ、給付ダウン」の政府案が11日に衆院
通過である。この国の大新聞は一体、何を考えているのか。

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米国マスコミは国防長官と“全面対決”
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 欧米のジャーナリズムだったら、野党の人事にかまけ、政府を喜ばすだけの報道は
絶対にしない。政府与党の疑惑追及を最優先させるのが常識だからである。
 イラク人捕虜の虐待問題で大揺れの米国では、新聞が一斉に政府批判を展開してい
る。
 ワシントン・ポスト紙は「国防長官の姿勢が虐待事件の原因だ」と6日付社説でラ
ムズフェルド長官の責任を追及。ニューヨーク・タイムズ紙は、7日付社説で「国防
長官は辞任すべきだ」と対決姿勢を打ち出した。
 また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも「今年初め、拷問に近い残虐な例
があったことを赤十字が米政府に伝えていた」(7日付)と政府の情報隠しを暴露。
ワシントン・ポスト紙は8日付の紙面で「虐待は組織ぐるみだった」という兵士の証
言を載せている。主要メディアの厳しい追及で、ラムズフェルド国防長官の辞任は避
けられない情勢だ。



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怒号の中で強行採決された国会の年金審議の
泥仕合を見てこの国は民主主義を偽装した独裁国家であることを痛感

「口先」と「政略」と「悪知恵」だけでその場をゴマカし、肝心の問題は
先送りするだけの実質公明党支配のデタラメ政権の支持率50%とは
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 これで怒らない有権者はアホだ。年金保険料を払っていない小泉内閣が提出した年
金法案が、「未納・未加入のどこが悪い!」とばかりに衆院を通過する。しかも“未
納7兄弟”は何のおとがめもナシである。いくら政治家のデタラメや脱法行為に慣れ
っこになっているとはいえ、こんなムチャクチャを許していいのか。
 小泉内閣は「年金法案」をゴリ押しするために、自分たちの未納・未加入を隠し続
けた。とことん有権者をなめている。
 一度は「全閣僚分を報告する」(坂口厚労相)と約束しながら、舌の根も乾かぬう
ちに「個人情報そのものだ」とか、あの手この手で公表を拒否。
「28日の衆院厚生労働委員会で公表」と決まってからも、当日になるとノラリクラ
リを続けたのだ。
「当初は午前中に与野党が同時公表のはずでした。ところが委員会が始まると、政府・
与党は知らんぷり。出せと迫る野党に対して『質問を続けろ』の一点張りで、まんま
と野党を追い出して強行採決してしまった。結局、福田官房長官、谷垣財務相、竹中
経財・金融相、茂木沖縄・北方担当相の“新4兄弟”が未納・未加入を白状したのは、
とっくに採決してしまった後の夕方だったから悪辣です」(政界関係者)
 福田官房長官は「制度が複雑で分かりにくい」と言い訳したが、それなら現行制度
の存続を前提にした数字合わせの法案なんて廃案にするのが筋だろう。当初は「10
0年安心できる法案」(坂口厚労相)だったはずが、「抜本改革のスタート」(自民
党・額賀政調会長)という“暫定法案”にまで落ちぶれてしまったのだからヒドイも
のである。
 それでも小泉内閣は肝心の問題は先送りし、「口先」と「政略」と「悪知恵」で年
金問題の矛盾をケムに巻き、連休明けの6日にも衆院を通過させるつもりだ。こんな
デタラメは聞いたことがない。

▼ 公明・学会票に吸収された自民党議員のデタラメ ▼

 小泉政権がこんなやりたい放題なのも、もとはと言えば、国民が先月25日の衆院
統一3補選で自民党候補を「全勝」させたからに他ならない。
 公明党の神崎代表は開票日の夜、「これで年金法案を粛々と採決できる環境が整っ
た」とホクソ笑んでいたものだ。
「投票日の直前に中川経産相、麻生総務相、石破長官の“未納3兄弟”の未払いが発
覚し、政府・与党は、相当な危機感を持っていた。ところが、フタを開けたら全勝で
す。これで小泉政権は、俄然強気になった。もし、全敗や1勝2敗と負け越していた
ら、あんなムチャクチャなことは絶対にやれなかった。年金法案は廃案の可能性もあ
ったはずです」(政治評論家・有馬晴海氏)
「補選3勝」で調子に乗った自民党は「選挙で国民に支持された」と参院での審議も
イケイケで押し切るつもりである。
 ここまで自民党が欠陥だらけの「年金法案」に固執するのは、ズバリ、公明党「選
挙公約」だからだ。
「当初、自民党内には選挙に不利になる年金法案は参院選後に先送りすべきだという
声も強かった。しかし『福祉の公明党』を参院選でアピールしたい公明党が、今国会
での成立を強硬に主張。それで自民党も、補選3勝の余勢も駆って、国民の批判覚悟
で成立に突っ走っているのです」(国会関係者)
 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
「いまや自民党は完全に公明党の言いなりです。それもこれも、創価学会・公明党に
“生殺与奪の権”を握られているからです。例えば、昨年11月の総選挙で、168
人の自民党議員が小選挙区で当選しているが、このうち半数の81人は創価学会票が
なければ落選していた。衆院補選の3勝も学会票が力を発揮したためです。創価学会
に見放されたら、自民党議員はことごとく落選し、自民党は政権から転落する、それ
が現実なのです。自民党議員は落選が怖くて創価学会に逆らえない。もはや自民党は、
創価学会・公明党に吸収されたも同然です」


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■ ハズレっ放し「年金試算」を作る厚労省の機関の正体
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「現在1.32の出生率が2050年には1.39に回復する」――この推計値こそ
が、今回の年金制度改革で政府が公約した「モデル世帯の給付水準50%以上」の大
前提だ。試算したのは、厚労省管轄の「国立社会保障・人口問題研究所」(社人研)。
この見通し「ホンマかいな」と思ったら、案の定、社人研はこれまで予測が一度も当
たったためしがないのだ。年金改正法案は“机上の空論”だった。

▼ 「100年持つ制度」とか言っちゃって何もかもデタラメ ▼

 社人研は、国勢調査の結果などをもとに人口や出生率の推計を行っている。5年に
1度、推計結果を発表しているが、過去20年間、修正に次ぐ修正の連続で、人口変
動リスクに敏感な電機、不動産などの民間企業やシンクタンクの間では「社人研のデー
タはアテにならない」が常識。こうした予測大ハズレが年金制度の不信を呼んできた
のだ。
「81年の発表データでは2035年に2.09で安定するとされていた出生率が最
新の02年版では、ついに1.39まで引き下げるありさまです。こうした楽観シナ
リオを前提に、政府は給付と負担の改定を繰り返し、年金制度の破綻を招いたのです。
『年金破綻を覆い隠すため、社人研は推計結果をワザと高めに見積もってきたのでは
ないか』との声も上がっています」(民間シンクタンク研究員)
 これだけ予測が外れれば、恥じいってもよさそうだが、社人研サイドはこう開き直る。



─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ ここまでバカにされそれでも支持しているお人好しの選挙民
■ 年金法案は廃案 内閣は総辞職 菅はクビで出直しが当たり前
■ 年金未納ドミノの中でこんな年金改悪法案の成立は絶対許されないが
■ 当事者の謝罪だけで逃げ切りという解決ではダメだ
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▼ 補選終了を待って発表した小泉内閣の悪質さ ▼

 本当に有権者をバカにした話だ。小泉内閣の大臣17人中、実に7人の国民年金未
払いが発覚した。国民の未払い率が37%だと騒がれているが、現職大臣が41%も
未納なのだからまったくフザケた内閣だ。保険料も支払っていない小泉内閣に、年金
改革を審議したり、強行採決する資格はない。
 中でも悪質なのは、福田官房長官だ。先週23日の時点ですでに保険料未納の事実
を把握していたにもかかわらず、「25日の統一補選前の公表はまずい」と隠し続け
ていた。中川経産相ら3閣僚が観念して公表した後も、「個人情報そのものだから」
とプライバシーを盾にダンマリを決め込み、補選終了を待って発表した悪辣さである。
これが小泉内閣の番頭なのだから情けなくなる。
「しかも、福田官房長官は、女優の江角マキコさんの年金未納問題が発覚した先月、
『面白い話というか、深刻な話ですよね。ちょっと間の抜けた感じですけど』とヘラ
ヘラしながら批判していた。その本人が間が抜けているのだから話になりません」
(永田町関係者)
 政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。
「福田官房長官は首相の女房役で、スポークスマンを務める内閣の中心です。その人
物が年金未納だった責任は謝罪して済む問題ではありません。福田官房長官が“恥部”
を隠し通したおかげで、与党はまんまと衆院補選に勝利しましたが、これだけのデタ
ラメが事前に発覚していれば結果は大きく異なったはず。国民だましの背信行為もい
いところですよ。もう政府が何を言っても信用しない人がこれからますます増えるで
しょう」
 国民の中には「まじめに保険料を払っても、どうせ将来年金は満足にもらえない」
と思っている人が多い。毎日新聞の世論調査で40代以下の7割が「年金は信用して
いない」と答えている。政府は「世代を超えて老後の生活を支え合う仕組み」と年金
支払いの義務を強調しているが、大臣が払わない年金保険料を、国民が払うわけがな
い。
 年金制度は、小泉内閣そのものによって崩壊させられているのだ。

▼ 菅代表が辞めれば小泉政権も大揺れで法案廃棄 ▼

 ところが、小泉「未納ドミノ」内閣は、国民の怒りにもシラーッとしたものだ。深
刻さが全然見えない。
「うっかりミス」(石破防衛庁長官)、「忘れていた」(中川経産相)とオトボケに
終始したり、「思い込み、勘違い」(福田官房長官)とか「仕組みに不慣れ」(竹中
金融・経財相)、「誠に不明の至り」(谷垣財務相)などと過失を装って逃げ切ろう
としている。

これは、もう、笑い事じゃない。この国の最高責任者の言動が、ますますおかしく
なってきた。やっていることや言っていることがマトモじゃないのだ。
 自らの国民年金の未納・未加入問題をめぐるペテン首相の弁明は、支離滅裂でひど
いものだった。当初、小泉首相は「私はきちんと払っている」(衆院厚労委)と答弁
し、記者から「議員になる前の未納はなかったか」と聞かれても「ありません」と顔
色ひとつ変えずに答えていた。ところがウソがばれた途端に「未加入と未納は違うで
しょ」「40年前ですよ。問題にする方がおかしい」と逆ギレである。ウソがばれた
ら恐縮するのが普通の神経じゃないだろうか。
 この人は自分が何年間、浪人をしていたかの記憶も定かではない。これまでは2浪
して慶大入学としてきたのに、予備校生は年金保険料を払わなければならなかったと
指摘されると、「1浪だった」と言い出した。
「友達がね。おまえ大学生だったじゃないかと。そう言われて調べたら、そうだな、
私は2浪じゃなくて、浪人したのは1年だからな。それで気がついたんですよ」
 こんなアホな話があるだろうか。いくら「40年前」のことでも、ボケ老人じゃあ
るまいし、自分が1浪だったか2浪だったか、頭からポッカリと抜け落ちるはずがな
いだろう。もし、本当に忘れていたとすれば、そんな人が総理大臣をやっていること
自体が恐ろしくなってくる。
「国民を代表する首相の発言は、本来、ものすごく重みがある。一閣僚、一国会議員
の発言とはまったく違うのです。ところが、その人がはっきりとウソを言っていた。
聞かれるたびに堂々と『払っている』と言っていたのに、本当は払っていなかったの
ですからね。小泉首相には“虚言癖”があったわけです。しかもウソを指摘されると
開き直る。首相としての適格性を欠いているのは明らかです。そんな人に国の舵取り
を任せていていいのか。リーダーに据えていていいのか。国民にとっては深刻な問題
ですよ」(政治評論家・本澤二郎氏)
 そもそも自分で釈明しようとせず、秘書に会見させて逃げを打つという姿勢もどう
かしている。
 最近は女房役の福田官房長官(当時)と対立してまで周囲の反対の声を押し切って
訪朝を決めてしまった。根拠ゼロのイラク戦争を真っ先に支持したのも信じられない
感覚だ。「フセインが見つからなかったからといって、フセインが存在しなかったと
いえるのか」と真顔で言うのだから恐ろしい。浮かび上がるのは、インチキ首相の異
常性ばかりである。

小泉首相 会社員兼業時代の収入で、わかったこと
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▼ やはり道路公団は政治家の食いもの ▼

 日本道路公団の関連会社「日本道路興運」(東京・新宿区)から8年間、運転手の
給与約3100万円を肩代わりしてもらっていた細田官房長官は「反省している」と
形だけの謝罪で幕引きにするハラだ。だが、この疑惑は、年金未納のごとくアッチコ
ッチの国会議員に飛び火するのは必至だ。
 同社から運転手や秘書の給与を肩代わりしてもらっていた国会議員は細田長官以外
に3人が判明している。いずれも自民党の塩谷立衆院議員、粟屋敏信元衆院議員、松
野頼三元衆院議員だ。だが、疑惑議員の数はこんなものじゃない。
「今年1月、日本道路興運は東京国税局の税務調査を受け、7年間で約2億8000
万円の所得隠しを指摘されました。『使途秘匿金』として処理されていたカネの行き
先が判明したのです。運転手や秘書給与を肩代わりしてもらっていた政治家はまだ4
人います」(政界関係者)

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■ 公団企業が運転手給与3100万円肩代わり
■ 細田官房長官 なぜ追及されないのか
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 年金問題のドサクサで、重大な事件がウヤムヤにされようとしている。細田官房長
官が、道路公団の関連会社から8年間も運転手の給与3100万円を肩代わりしても
らっていたスキャンダルだ。「反省している」の釈明で幕引きをはかっているが、こ
れは年金未納とはワケが違う。野党や大マスコミは、即刻辞任に追い込まなければウ
ソだ。

▼ これほどの重大事件を軽く済ませている不思議 ▼

 マスコミはきちんと報じないが、この事件の背景にあるのは日本道路公団と細田長
官の知られざる関係だ。ジャーナリストの横田一氏が言う。
「細田長官は、父親の吉蔵元運輸相の地盤を引き継いだ二世議員で、『道路族』も引
き継いでいる。参院のドンで、道路公団に最も影響力を持つ青木幹雄が同じ島根とい
うことで、青木の子分的な役割をしてきました。山陰自動車道の工事でも、旗振り役
として目立っています。高速道路の建設ストップと公団改革を表向き打ち出している
小泉首相の女房役にふさわしくないのは明らかです」
 昨年11月の総選挙では、こんな演説までしていた。
「民主党が政権をとると、高速道路がいまの途中で止まってしまうが、自民党政権は
絶対に建設凍結はしません! 公共事業はまだまだ必要なのです」
 日本道路公団のファミリー企業「日本道路興運」(東京・新宿区)が運転手給与を
3000万円以上も肩代わりしてきたのは、この延長線上のことである。




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